和物茶碗 (茶道具の世界)
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国産抹茶茶碗の名品をコンパクトにまとめる |
茶道出版で定評のある淡交社の「茶道具の世界」の3巻目です。
1巻目「唐物茶碗」2巻目「高麗茶碗」と比べるとやや編集の形式が異なります。先の2冊は最初に代表作の説明、後半が略歴や特徴の紹介、といった体裁なのに対し、こちらは最初に代表作の説明が入るのは同じですが、後半は楽吉左衛門氏と大阪市の著名な茶道具商・戸田博氏の対談が入るなど、入門書としては異色の形式となっています。前半の名品紹介も産地別になっており、日本の陶磁器の多種多様性が楽しめる構成となっています(が、そのためすべての産地の代表作を取り上げてないようなのが残念です)。
茶碗の歴史より、その造形やデザインを重視した内容も編集者・楽吉左衛門氏の個性が全面に出た物かと思います。
「楽茶碗」に関してはこの巻に所収されず、次の4巻に独立しているので購入の際には注意が必要です。

